日本茶〜釜炒り茶〜
釜炒り茶は九州などの一部の地域でしか作られていない希少なお茶で、摘んだばかりの茶葉を300℃に熱した釜で炒る製法から、釜炒り茶と呼ばれています。現在、日本のお茶作りは蒸して発酵を止める手法が主流ですが釜で茶葉を炒って発酵を止める釜炒り製法のほうが歴史は古く、15世紀に中国からお茶が伝わった頃の日本では釜炒り製法が主流でした。
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現在でも中国緑茶はほとんどが釜炒り製法で作られています。釜炒り製法は手間がかかり、火加減が難しく茶葉が焦げやすいため釜炒り茶の製造には熟練の技術が必要です。そのため、いつしか日本の緑茶のほとんどが蒸し製法で作られるようになりました。製造に技術と根気が必要と先に書きましたが鉄釜などの道具があれば家庭でも作ることは可能なため、自家用に作るお茶農家さんや趣味で作る人もなかにはいるようです。現在、釜炒り茶の生産量は日本国内のお茶の生産量の1パーセント程度。
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生産量が少ないため、購入は専門のお茶屋さんや通販などに自然と限られてしまいます。味は薫り高くあっさりとしていて、透明感のある黄色い水色が特徴の釜炒り茶ですが、おいしく飲むにはどのように淹れたらいいのでしょう。釜炒り茶には蒸し茶(煎茶など)と同じように深蒸しやほうじ、番茶、粉茶などの種類があります。釜蒸し茶は全体的に熱めのお湯で淹れるのに向いているお茶で、高級なもので80℃〜90℃のお湯を1度湯冷ましにかけるくらい、番茶やほうじ茶は80℃〜90℃のお湯をそのまま、ティースプーン2杯くらいの茶葉(1人分/3〜4グラム)の入った急須に注ぎます。高級なお茶ほど蒸らし時間は長めに1〜2分くらい。
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番茶やほうじ茶は30秒ほど蒸らし時間をとり、最後の一滴まで湯呑みに注ぎましょう。
釜炒り茶は緑茶の中でもかなり高濃度のカテキンを含んでいます。
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このカテキンは抗酸化、抗ガン、血圧上昇の抑制、血漿コレステロールの低下、抗菌、抗う蝕、消臭などの機能があり、釜炒り茶には14.1〜18.16パーセントの割合で含まれています。これは煎茶(蒸し製法)の13.56〜14.14パーセント、玉露の10.04〜10.79パーセントと比べても高い数値です。カテキンの含まれる量が多いことと、小さな茶農家で無農薬などの製法にこだわって作られているものが多いことから健康茶としても注目されています。