グルメ情報サイト日本のお茶のぼてぼて茶
ぼてぼて茶〜飲むよりも食べる、不思議なお茶?〜
あまり耳慣れない名前のぼてぼて茶。その発祥については奥出雲のたたら製鉄の職人さんたちが作業の間に立ったまま口に流し込んで食べる労働食だったという説や、松江藩主だった松平不昧公(茶道・不昧流の祖)が鷹狩の際に空腹をしのぐために味わったという説、上流階級の茶道に庶民が対抗して作り出した説など、諸説あります。先の二つは現代の携帯食にも通じるところがありますね。泡立てた番茶に7種類の具を入れてお塩を少々加えたものを箸を使わずに茶碗の底をポンポンと叩いて具材を片寄せながらお茶と一緒に流し込むというのが、ぼてぼて茶です。
今ここに居ます。
具材は煮豆やおこわ、高野豆腐にたくあん、高菜、椎茸、黒豆などで、まるでご飯のおかず。おこわに関していえばごはんそのものです。これなら確かに空腹をしのぐことができそうですし、お茶漬け感覚で労働食にもなりそうです。通な食べ方は一息でポンと口に放り込むように「食べる」ことなのだそうで、○○茶と言われておそらく多くの人がイメージする飲むお茶とは少し違った楽しみ方のお茶です。http://www.hotpepper.jp/strJ000763632/
きむら庵 渋谷店
ところで番茶は泡立つものだとおもいますか。一般的な番茶はさらっとした液体で混ぜても混ぜても泡立ちそうにありません。白いふわふわの泡をぼてぼて茶の番茶が作ることができる理由は、ぼてぼて茶の葉を買うと葉に紛れて入っているお茶の花にありました。この花に泡立つ成分が含まれているのだそうです。ついでに言うと、このお茶の花にはダイエット効果もあるのだとか。現在では松江の観光客相手にお店などでも出されるぼてぼて茶ですが、昔は集会などの人が集まる席や一般家庭でもよく飲まれていたのだそうです。